変数と繰り返し文(for ループ)【Processing入門】

ellipse_for_loop01Processing

今回は変数(Variables)と繰り返し文(for ループ)を学んでみたいと思います。

この二つが理解できると繰り返しなどが楽に書けるようになります。また、プログラミングの基本で大事なところなので丁寧に学んでみたいと思います。

変数について Variables

 

「変数とは値をメモリに保存しておき、プログラムの中で再利用できるようにする役割。プログラムの実行中、変数は何度も繰り返し使用でき、その値は簡単に変えられます。」

自分で「変数」を作る時は、<名前>、<データ型>、<値>を考えて決めます。

ProcessingではJavaで使用できる<データ型>を多く使用できます。

  • int     32bit整数
  • float    32bit倍精度浮動小数点数 
  • boolean   真か偽か
  • char    文字(1文字)

など。

 

また、

Width           (表示したウィンドウん幅)

height           (表示したウィンドウの高さ)

frameCount  (現在のフレーム数)

FrameRate  (フレームレート)

は、「システム変数」なので宣言しなくても特定の値が格納されます。

int x; // xをint型として宣言。
x = 10; // xに値を割り当てる。

 

二つを一つにして描いてみるとこうなります。

int x = 10; // xをint型として宣言し、値を割り当てる。

 

コンピュータは<データ型>のついた「変数」を見つけると新しい変数の宣言として処理しようとします。

なので二回以上宣言をするとエラーとなります。

変数と計算

<演算子(オペレータ)>

+ 加算

- 減算

* 乗算

/  除算

= 代入

繰り返し(for ループ)

for (init ; test ; update ) {
	Statements(繰り返し実行されるコード)
}

 

for  (初期化 ;反復の継続条件 ;カウンタ変数の更新)

* init (initialize)‥…forループで使う変数の宣言と初期値の代入を行う。

* { と } で囲まれた部分はブロックと呼びます。ここでは、for ループによって繰り返し実行される部分です。

<関係演算子>

> より大きい

< より小さい

>= 以上

<= 以下

== 等しい

!= 等しくない

size(480, 120);
for ( int i = 20; i < 500; i += 60) {
	ellipse(i, 60, 90, 90);
}

ellipse_for_loop01

【解説】

幅が480ピクセル、高さが120ピクセルのウィンドウを作る。

int型の変数 i の初期値を20に設定する。

i は500より小さい値とする。

i は60ずつ増えて代入されていく。

そのようなfor ループの条件で、円の中心座標が( i , 60)で幅が90、高さが90の縁が繰り返し( i が500未満まで)繰り返し描かれる。

 

size(480, 120);
strokeWeight(10);
for ( int i = 10; i < 500; i += 40) {
	line(i, 10, i, 110);
}

line_for_loop01

【解説】

幅が480ピクセル、高さが120ピクセルのウィンドウを作る。

太さが10ピクセル(の線)。

i をint型として宣言。初期値を10とする。

i は500未満。

i は40ずつ増えて代入される。

これらを繰り返す。

( i, 60 )の座標から( i , 110)の座標へ線を描く。

上のfor ループの条件で繰り返される。

 

まとめ

どうでしたでしょうか?

少し難しくなってきたかもですが、自分でスケッチを描いて慣れていくのが大事です。

だんだんと理解できていくようになると思います。

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